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最終手段・これで駄目なら諦めろ!
MAHALITOに完璧なフォーマット情報をかましても吸い出せない場合があります。
考えられるのは意図的にディスク異常を引き起こすプロテクトと、ディスクの老朽化に伴う物理的異常です。
このうちいわゆるプロテクトは、普通はバックアップツールを使えば外せることが多いのですが、対象ソフトのファイラーが無い場合やロット違いによりファイラーを通してもうまく動作しない場合があります。こういう場合は自力でプロテクトを解析することになるわけですが、これにはアセンブラ(マシン語)の知識と、ディスク及びFDC(FloppyDiskUnitController)の資料がほぼ必須になってきます。しかしこの解説には非常に多くの時間が必要となるため、こちらの解説は次の機会に回すとして、今回はディスクが老朽化したりカビの生えたディスクをどうやって吸い出すか、記したいと思います。

※ただし、この方法は本当の最終手段であり、非常に危険です。高い確率でデータが破壊されることも十分に考えられますので、必ず自己責任で行ってください。

さて、88ユーザー皆さんなら「ウィザードリィ」で禁断の秘技(もしくは裏改造法)を試したことがある方もいるのではないでしょうか。え?「ボルタック商店アイテム無限増殖法」や「GREATER DEMON無限増殖法」ですって?
勿論そんな生易しい代物では有りません。デュプリケイトディスクの磁性体にコーヒーコーラなんかをぶっかけて、しばらくしてから洗って乾かすという、アレです。
この方法は、うまく行くとデータがバグり、レベル9000でパラメータがオール−1などのキャラクタが登場することがあるのですが、まあ9割以上は特に何の変化も見られなかったりディスクが壊れるだけ、という結果に終わるのがオチです。さらに、すすぎ洗いが十分でないと、ドライブのヘッドを汚してしまい、貴方の大事な88を以後使用するディスクに著しいダメージを与えるだけのディスク破壊マシーンと化させてしまいます。
そんなわけで、当然ながらこの方法は一部のマニアを除いてあまりメジャーではなかったようですが、今回紹介する方法は、これにかなり近いものです。はい、どれくらい危険か分かっていただけましたね?(笑)
まあ、流石に「コーラをぶっかける」(誰が考えたんだろう、これ)ことはしません。変わりに「中性洗剤をぶっかけ」ます(笑)
カビが生えていたり、深い傷のついているディスクは、ドライブに入れるだけで異音がしますから、ディスクを吸い出そうとして「きゅるきゅるきゅる」といった異音がしたら、即、ディスクを取り出して磁性体を確認しましょう。そのまま吸出しを開始した場合、ディスクにますます深い傷をつけるだけでなく、ドライブのヘッダの寿命を縮めます。(経験から言って88のドライブよりも98のドライブの方が敏感に異音を発してくれます。まあメーカーにもよるんでしょうけど)
磁性体に「しみ」のおようなムラがありましたか? もしあったら、それがカビです。
もし磁性体に円形に「線」が入っていた場合、重度の傷が考えられます。下手にいじるのは諦めて、そっとしておいてあげるのが賢明です。
カビは症状にもよりますが、軽いものであれば洗えば1回読める程度には復旧できることがあります。では洗ってみましょう。(大変危険です。以下の作業でデータを完全に失うことも覚悟して行ってください)

1. まず、FDジャケットの上部を開けます。ハサミで0.5mmほど切り取ると良いでしょう。
2. 磁性面に触れないよう、注意しながらディスクから円盤状の磁性体を取り出します。
3. 台所に行って、ママレモン等の中性洗剤を水で適度に薄めたものを磁性体に塗り、傷をつけないように非常に柔らかい先の丸いもので撫でる様にカビを洗い落とします。ここで強すぎる洗剤を使ったり、硬いもので傷をつけてしまうと「さようなら、僕の青春」となるので、くれぐれも注意してください。(見た目はあまり落ちませんが、気にしないで続けましょう)
4. 洗い終わったら、磁性体を乾燥させます。どうしてもドライヤーや直射日光で乾かしたいという自己破壊願望のある人以外は、冷暗所で傷がつかないように数時間かけて乾かしましょう。あまり長く時間をかけると、埃が溜まってしまいます。
5. 十分に乾燥した磁性体を裏表を間違えないようにジャケットに収め、吸出しを開始します。これで吸えればラッキー。吸えなければごめんなさいです。

ちなみに私の場合、この方法とMAHALITOと併用することにより、諦めかけていたディスクの90%が吸えるようになりました。勇気のある方はぜひ試してみてください。そして、もし同人ソフトが出てきたらぜひご協力を(^^;


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